めんと~れ

心と体を健やかに保つブログ

 本サイトはプロモーションが含まれています

『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』【書評/まとめ】|自然の効果とは

f:id:k_k_azuki:20200604104159j:plain

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」/ 著者:フローレンス・ウィリアムズ / 訳:栗木さつき・森嶋マリ / 出版:NHK出版

こんにちは!

今回は「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」という本の書評&まとめです。
この本からわかる自然の効果や実践ポイントなどをざっくり紹介していきます。

 

こんなあなたに オススメ ・本の内容をざっくり知りたい
・そもそも自然の効果ってなんだ?
・手軽に自然の効果を得る方法はある?


減ることなくたまり続けるストレス発散方法のひとつにぜひ、”自然”を。

それではスタート!

本の概要:自然がなぜ脳や身体に良いかを科学的に証明している本

概要はズバリ上の見出し通りで、なぜ自然が身体にいいかを実験や研究結果をもとにひたすら語っている本です。
 

作家でジャーナリストでもある著者は、「自然豊かな田舎暮らし」から「都会」へ引越した後に体調不良に悩まされます。

そしてある日から疑問を抱くようになりました。

 

もしかしたら、自分のいる環境(自然の有無)が幸福感を左右しているのでは?

 

そんな疑問を解決すべくそこからなんと 2年 をかけて自然と脳の関係をリサーチ。

さらには著者自らも、自然と脳に関する様々な実験に参加するというファンキーぶり。

 

なんというジャーナリズム精神!

 

そして、この本の結論です。

「”やっぱり”自然はいい。だからできるだけ触れあおう!」

できるだけ頻繁に外に出ること。ときには雄大な自然が広がる場所に出かけていくこと。ひとりでも、友人と一緒でもかまわない。そして、深々と自然の空気を吸うこと。

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」/ 著者:フローレンス・ウィリアムズ / 訳:栗木さつき・森嶋マリ / 出版:NHK出版

 

自然が良い理由として本書の一例をあげます。例えば、自然の中にいる時間が

15分・・・血圧とストレスが低下して気分が良くなる

45分・・・認知機能(頭のよさ)や活力、熟考する力が増す

3日・・・創造性が50%向上する

 

このように自然は私たちにとってとても良い影響を及ぼします。

つまり、自然が幸福感を左右する。ということが言えます。 


そして著者はリサーチ後、「科学的に裏付けられた自然の効果をもっと世に広めたい」ということで本書の出版に至ったそうです。(ありがとうございます!!) 

この本から得られたことx3つ 

①自然がなぜ脳や身体に良い影響を与えるのか

自然の中にいると、嗅覚(森林の臭い)・聴覚(鳥のさえずりや川のせせらぎ)、視覚(雲や海岸線などに見られるフラクタルパターン)などを通じてさまざまな自然の効果を得られるから。

②どれぐらいの時間自然と接すれば、どんな効果を得られるのか

1ヵ月に5時間(1回30分を週2回)、青々とした木々(町中の公園や森林、植物園など)の下ですごせば気持ちが前向きになりストレスが減る。 

トゥルヴァイネンのチームはある研究で、都会に暮らす三〇〇〇人を対象に、自然のなかですごしたあとの気分の変化とストレスの軽減について尋ねた。すると、一か月に五時間、自然のなかですごすと、最大の効果を得られるという結果が出た。 

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」/ 著者:フローレンス・ウィリアムズ / 訳:栗木さつき・森嶋マリ / 出版:NHK出版

③「自然の効果」を自然との触れ合い以外から得る

森林に行くのも難しい、、、1回30分を週に2回もちょっと微妙、、、。

そんな人はヒノキのアロマオイルを嗅ぎながら寝ると良いかも。 

 ヒノキの香りが漂う部屋で睡眠をとった被験者は、三日後にNK細胞が二〇%増大した。そうした被験者は疲労感が軽くなったと報告した。いっぽう香りのない部屋ですごした被験者にはなんら変化は見られなかった。

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」/ 著者:フローレンス・ウィリアムズ / 訳:栗木さつき・森嶋マリ / 出版:NHK出版

NK(ナチュラルキラー)細胞:体に入ってきたウイルスをやっつけてくれる強い味方。

 

つまり、ヒノキのアロマオイル嗅いで免疫機能があがり体調が改善、余計なストレスが減ったわけです。

 

ちなみに本書では、この実験に著者も参加しており実際にヒノキのエッセンシャルオイルを吸い込んだあと血圧を測定したところ、吸い込む前より血圧が12ポイントも下がったそうです。 

手軽に自然の効果を得るための実践ポイントx3つ

①近くの公園や緑地を15分散歩する:血圧とストレスの軽減 

15分の散歩が難しい。という方はまずは”緑”を探してみてください。
日常でいかに自然と接触できそうか?がポイントです。


日常で自然との接触ポイントを増やしていけば、意識が自然に向き始め気が付けば公園に行ったり緑あるところで散歩を始めているのではないでしょうか。


手始めに、通勤途中にある”緑”を探してみてください。 (もちろん、15分緑地や公園を歩くことをおすすめしますが。)

 

②自然の風景画像や動画を見る:リラックス効果(アルファ波が高まる)

1986年の実験で自然の風景写真を見るとリラックスできることがわかりました。

脳波計を健康な被験者の頭に装着し、自然の風景のスライドか、無機質なビルが並ぶ都会の風景のスライドのどちらかを見せた。すると、自然の風景のスライドを見た被験者の脳はではアルファ波が高まることがわかった。アルファ波とは、リラックスしているときや瞑想しているときなど、セロトニンの分泌量が増えるときに活発になる脳波だ。

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」/ 著者:フローレンス・ウィリアムズ / 訳:栗木さつき・森嶋マリ / 出版:NHK出版

動画の場合は、波音+鳥のさえずりだけ!というありがたいYouTube動画もあるのでぜひ見てみてください。

www.youtube.com

③ヒノキのアロマオイルを寝室に置く:免疫機能UPで疲労軽減
個人的にヒノキのアロマオイルを使った(2週間ほど経過)感想としては

・疲れが翌朝に残りにくくなった

・前より寝覚めがスッキリ

という主観ではありますがそんな感じです。ヒノキの香りも好きなので個人的にはリラクゼーション効果もありました。

ヒノキのアロマオイルを嗅ぎながら寝るだけで免疫機能や疲労軽減に効果があるならやって損はないかと思います。

 

まとめ:書籍情報&感想

本の目次 1.「ネイチャーニューロン」をさがして
-バイオフィリア効果脳を最大限に活かすには
2.最初の五分間―身近な自然
-嗅覚とフィトンチッド
-聴覚と小鳥のさえずり
-視覚とフラクタル
3.一か月に五時間―自然に触れる習慣で変わる
-フィンランドの森で
-スコットランドとスウェーデンの取り組み
-ぶらぶら歩きの効果
4.三日間―大自然が脳に与える効果
-畏怖の念と心の平穏
-PTSDに対する激流ラフティングの効果
-自然のなかで伸びるADHDの子どもたち
5 庭のなかの都市
-都会生活者が自然の恩恵にあずかるには

◆出版日:2017/7/25

◆ページ数:392ページ

読了後は、これまで以上に″健康″というものに意識が向き始めました。と同時に自然を散策という一生できそうそうな趣味も見つかりました♪ 

「結局のところ」と、地平線を眺めながらストレイヤーは言った。「こうしてわざわざ自然に触れるために出かけてくるのは、そうすればいいことがあると科学者が言っているからじゃない。気分がよくなると実感しているからなんですよ」

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」/ 著者:フローレンス・ウィリアムズ / 訳:栗木さつき・森嶋マリ / 出版:NHK出版

アウトドア好きの方はもちろんのこと、それなりに自然は好きという方も一読の価値あり。今より自然が好きになるはず。


それではまた!

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ