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『あたらしい森林浴』:小野 なぎさ 著【書評/まとめ】

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『あたらしい森林浴 地域とつくる! 健康・人材育成プログラム』 / 著者:小野 なぎさ / 出版:学芸出版社

 

 

こんにちは!

 

今回は、森への愛ワイルドさあふれる行動力で「あたらしい森林浴」を提唱する、

「小野なぎさ」さんの著書、

 

「あたらしい森林浴」の書評とまとめです。

 

 

記事の内容
▶著者の紹介とざっくりの内容

▶新感覚!「TIME FOREST」研修とは?

▶知ってましたか?丸太の値段

▶森林浴の可能性、『あたらしい森林浴』
 
 
 
 
それではスタート!

 

『あたらしい森林浴』:著者の紹介とざっくりの内容

 

 

著者の紹介

 

著者の小野なぎささん、

 

森が好きで、森に関わる仕事を!

 

ということで、

2015年に「一般社団法人 森と未来 」を設立。 

 

 

現在は、2000人以上を森へ案内する一方、

「未来をつくる森林浴と人材育成」をテーマに企業への研修や地方での講演などさまざまな取り組みをされている方です。

 

 

本書とは少しズレますが、 過去にYouTubeで、

「森へ行くときの感覚」について次のように話されていました。

 

 

普段生活しているとき(著者は東京都出身)は、 


「人工的なものの中に生き物として存在している自分」

 

という感覚から、森へ行くと、 


「木々をはじめ、虫や動物、生き物のなかに存在する自分」

 

という感覚を得られる、

と答えていました。

 

 

前提や感覚は人それぞれだと思いますが、

この言葉にはなんだかとても共感できました。

 

 

そんな著者ですがまた、別の動画では

「土を掘ってにおいをかぐ」というワイルドな一面もある方です。

 

 

森好きはもちろん、「波乗りが趣味」というのも意外でした!

 

 

そんな感性やワイルドな一面含め、

魅力的な著者だなぁと感じました。 

 

本書のざっくりとした内容

 

続いては本書のざっくりとした内容です。

 

本書は森林を、

 

「楽しむ、活かす、継承する」 をベースに

 


・自然から離れた都会生活者

・山林を所有していて何かに活用したい人

・森で事業をつくりたい

 

といった人に向けて、

「あたらしい森林浴」の可能性を紹介している本です。

 

 

これまでも、いくつか森林浴に関する本を読みましたが、

 

ここまで「森林の未来、森林と人」について書いている本、

向き合っている本はなかったのでとても勉強になりました。

 

新感覚!「TIME FOREST」研修とは?

 

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TIME FORESTは、

 


森で過ごす時間と五感への刺激
を通じて得られる気づきを提供するプログラムです。

 

 

著者が森林浴を通じて大切にしていることの中に、

 

感性を養う」ということがあります。

 

 

その理由として、森で過ごすことで


・自分の時間を持てる

・「森」自体が柔軟な思索や発想を呼び起こす最適な場所

だからです。

 

 

そんな思いから著者は、

3年の歳月を経て企業の人材育成に活用するための研修プログラムをつくりました。

 

 

それが新感覚の研修、「TIME FOREST」です。

 

 

実績のある研修で、

生活用品で有名な「ライオン」や「富士通グループ」なども取り入れてます。

 

 

ちなみに、「TIME FOREST」。

その名前の由来が気持ちいいです!

 

 

名前の由来は2つ

 


・TIME(時間) + FOREST(森) = 森(にいる)の時間

・time for rest = 癒しの時間

 

という意味が込められているそうです。

 

 

本書では、

TIME FORESTの研修プログラムで重要視する3つの視点と、

10の手順もまとめられています。

 

 

気になる方はぜひのぞいてみてください。

 

 

 

 

TIME FOREST研修:「感じることの大切さ」

 

ある企業のTIME FOREST研修で、

「感じた事を絵にする」という作業があったそうです。

 

 

講師は参加者に、

 

「自分が感じたことに上手下手はありません。正解は無いので、自由に書いていいですよ」

 

と伝えたのですが、

 

参加者はなかなか筆が進まない。

といった一幕がありました。

 

 

それに対して筆者は、

 

”考えるー正解を出す”

ことには慣れていても、


”感じるー表現する”ことに慣れていない方が多いようです。

 

と語られていました。

 

私はこの一文を読んで、

 

・感じたことを表現することの大切さ

・森は、そんな感じたことを表現するために大切な、
柔軟な思索や発想を呼び起こすのに最適な場所

 

であることを改めて感じました。

 

 

森へ行くとこういった「感性」が研ぎ澄ませれ、

その感性が仕事にも活かされます。

 

 

素晴らしい研修プログラムだなぁ。

  

 

知ってましたか?丸太の値段

 

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461円、丸太の値段です。

 

 

本書では、

「山の管理をする手間やコストの面から山を手放す人が増えている」

という話のなかで丸太の値段について語られていました。

 

 

461円、衝撃の値段です。

勝手に3000円ぐらいはするだろうと思ってました。

 

 

461円という丸太の値段は電信柱ぐらいのスギの木のことで、

1980年代では丸太1本が3633円だったのに対して、

2017年では461円だそうです。

 

 

このあたりは、

 TBSラジオ『アシタノカレッジ』でも話されていました。

(50分ぐらい~)

 

ご興味ある方はぜひ!

  

 

森林浴の可能性、『あたらしい森林浴』

 

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著者は「あたらしい森林浴」と称して、
森林浴の可能性を本書で語られています。
 
 
森林浴の可能性として、ざっと2つにまとめると
 


・森林浴は地域と人を元気にする

・森林浴は企業の健康経営を支える

 
それでは解説していきます。
 
 

森林浴は「人・森・社会」を元気にする

 

森林浴は三方よしです。

 

 

・山の所有者が森を舞台としたあたらしい収入が得られればとても良いね!

・都会で暮らす人にとっても、気軽にリフレッシュできる場所になる

・地域にいる元気なシニアの人に「森林浴のガイド」などしてもらうことで新たな活躍の場を提供できる

 

 

森フェス、森ヨガなどをはじめ、

森をうまく活用できるようになれば、

「人・森・社会」にとって三方よしの森林浴が実現できそうです。

 

 

そう簡単なことでもないですが、

ちょっと私も考えてみたいと思います。

 

 

森のガイドマップなんかをアプリにしても面白そうだなぁ。

なんて思いつつ、、、。

 

 

森林浴は企業の健康経営を支える

 

森林浴へ行くことで私たちの体に良い影響があることは、

数々の研究で明らかになっています。

 

 

最近では、過労やストレスからくる睡眠障害、ハラスメントなどの問題から

「健康経営」や「働き方改革」も進んできており、

企業にとっても社員の健康問題について意識が高まってきています。

 

 

その、社員と企業が抱える問題を結びつけるのが

森林浴」というわけです。

  


企業:
社員の健康促進のため、森林浴での研修を実施します。 


社員:
森林浴をすることで、ストレス軽減や脳の鎮静をはじめ色んな良い影響を受けてリフレッシュできます。
※さきほどもご紹介した「TIME FOREST」がそうです。

 

 

つまり、

「森林浴が企業の健康経営を支える」ということです。

 

 

 

まとめ:『あたらしい森林浴』:小野 なぎさ 著【書評/まとめ】

 

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『あたらしい森林浴 地域とつくる! 健康・人材育成プログラム』 / 著者:小野 なぎさ / 出版:学芸出版社

 

 

 
 
いかがだったでしょうか?
 
 
今回は、小野なぎささん著、
『あたらしい森林浴』という本のご紹介でした。
 
 

楽しむ森林浴、もちろんgood!

五感を使う森林浴、もちろんgood!

 

 

ですが、少し「森林の未来」について考えさせられた本でした。

 

森のことは森へ行って考えます。

それではまた!

 

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