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【31個】行動経済学用語をシンプル解説!

 
こんにちは!
今回のテーマは行動経済学の用語です。
 
よく使われる行動経済学の用語から、
ちょっと耳慣れしない行動経済学の用語までを31個ピックアップしました!
 
◆こんなあなたにおすすめです!

・行動経済学の用語を学びたい!

・行動経済学の用語をまとめて一覧したい!

・まだ知らない行動経済学の用語で出会いたい!

 

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それではスタート!

 

行動経済学の用語解説の前に…【大切なこと】

 
行動経済学の用語解説の前に…
前提的なお話です。
 

人間って非合理的な生きものです。

その非合理的な意思決定をしてしまう要因が次の3つです。

 

・認知のクセ:インプットした情報をどう処理するか?

・状況:人間は環境に左右されながら意思決定をしている

・感情:人間は感情の生き物です

 
こちらの3つを念頭にまいります!
 

【31個】行動経済学用語をシンプル解説!

 
お待たせしました!
 
ここからは、さきほどの3つの要因(認知のクセ、感情、状況)に沿って行動経済学の用語をシンプルに解説していきます。
 
文字面からなんとなく意味が分かりそうな行動経済学の用語もあるかと思います。
ぜひ想像しながらご覧ください!
 

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ではまいります!

【認知のクセ】にまつわる行動経済学の用語x12

 

まずは、【認知のクセ】にまつわる行動経済学の用語を12個!

 

・快楽適応
・非流暢性
・身体的認知
・確証バイアス
・自制バイアス
・解釈レベル理論
・概念メタファー
・真理の錯誤効果
・ホットハンド効果
・計画の誤謬(ごびゅう)
・システム1VSシステム2
・メンタルアカウンティング

 
解説していきます!
 

・快楽適応

 

「快楽適応」とは、快楽に慣れてしまうことです。

その結果、快楽を得てもまた次の快楽を追い求め続けます。

 

・非流暢性

 

「非流暢性」とは、注意を向けるためのひっかかりをつくることです。

 

とえば、書類に変なフォントを使ったり、読みづらくしたりして注意を向けさせることです。

 

どうです?

あなたの注意を引き付けられましたか?

 

・身体的認知

 

「身体的認知」とは、体の感覚が思考に影響することです。

 

たとえば、敬礼は「敬意の表れ」と思われがちですが、

実は「”敬礼する”から相手を尊敬している」のかもしれません。

 

これは、「敬礼」の動作(体の感覚)が、相手への尊敬レベル(思考)を上げるからです。

 

「楽しい」から「笑う」のではなく、

「笑う」から「楽しくなる」のも近いかもしれませんね。

 

・確証バイアス

 

「確証バイアス」とは、自分にとって都合のよい情報ばかりを集めることです。

 

あなたもこんなことありませんか?

・問題のある恋人なのに、、、良い面しか目に入らない

・健康診断の結果が良ければ、「自分は健康!」と思うが、悪い結果が出た時は「たまたまだ!」と軽く見る

・自分の好きな商品やサービスの悪い情報には目が行かなくなる 

 

・自制バイアス

 

「自制バイアス」とは、「私は誘惑に負けない」、

「衝動的な行動をコントロールできる」と自分を過大評価することです。 

 

たとえば、コンビニで「ビール1本だけ!」と決めても、

誘惑に負けてポテチやじゃがりこを買ってしまうものです笑

 

・解釈レベル理論

 

「解釈レベル理論」とは、心理的な距離によってとらえ方が変わることです。

心理的距離とは文字通り、主観的な心の距離感です。

 

たとえば、遠く離れたずいぶんと会っていない友人がいるとします。

 

その友人とは月に数回LINEや電話でやりとりをしていれば、会ってなくても友人を近くに感じることはできませんか?

 

実際には遠い存在なのに、近く感じる。

これが、心理的な距離によってとらえ方が変わるということです。

 

ちなみに、心理的距離は4種類あります。

今回は「社会的距離」の例をあげました。

 

・概念メタファー

 

「概念メタファー」とは、ある事象Aを別の事象Bを使って理解することを指します。

 

たとえば、「時間」は目に見えないし、触れることもできません。

 

でも、あなたはよく聞きませんか?

・会議を1時間”後ろ倒し”しようとか
・過去はもう”振り返ら”ない
・時間を大切に”使う”とか

 

時間は物でなないのに、「使う」とか「振り返る」とか言いますよね、、、

 

実はこれ、「時間」という概念を「物理的な空間」に置き換えて理解しているからです。

 

・真理の錯誤効果

 

「真理の錯誤効果」とは、

同じ情報が何度も繰り返されることで、その情報が真実であると思い込んでしまうことです。

 

たとえば、何度もTVCMで見る商品やサービスには信頼が湧きませんか?

品質やサービス内容は気にならず、なんとなく信頼してしまいがちです。

 

・ホットハンド効果

 

「ホットハンド効果」とは、バスケットボールから来た用語だそうです。

 

連続でゴールを決めた選手は、次のショットでも得点する可能性が高いと多くの人が考えることです。

 

言い方を変えると、良し悪しに関わらずあることがが連続して起こると、次も同じことが起こるのではないかと思い込んでしまうことですね。

 

・計画の誤謬(ごびゅう)

 
誤謬とは考え違いのことです。
なので、「計画の誤謬(ごびゅう)」とは、計画を考え違えることです。
 
計画の達成にかかる時間やコスト、リスクを根拠なく「うまく行く」と思って、過小評価する傾向があるそうです。


・システム1VSシステム2

 

「システム1VSシステム2」とは、人間の脳の情報処理システムのことです。

 

人間の脳には、2つの処理システムがあります。

自動的で速い処理のシステム1

意識的で遅い処理のシステム2

 

システム1がアクセル、システム2がブレーキみたいなものですね。

 

・メンタルアカウンティング

 

「メンタルアカウンティング」とは、同じお金でものように得てどのように使うかによってお金の価値が変わることです。

 

「心の会計」とも呼ばれます。

 

たとえば、苦労して得たお金は慎重に使おうとしませんか?

反対に、宝くじやギャンブルなどで得たお金は簡単に使ってしまうことはありませんか?

 

こんな風に、お金について合理的な判断ではなく、心情的な判断をしてしまうことです。

 

【感情】にまつわる行動経済学の用語x9

 

続きまして、【感情】にまつわる行動経済学の用語を9個!

 

・境界効果
・アフェクト
・心理的所有感
・目標勾配効果
・拡張ー形成理論
・心理的コントロール
・ポジティブアフェクト
・ネガティブアフェクト
・キャッシュレスエフェクト

 
解説していきます!
 

・境界効果

「境界効果」とは、ボーダーや囲み枠など境界線があるパッケージを好むことです。

 

なかでもとくに境界効果が高く出る人は、自分以外のもの(人・状況)にコントロールされていると強く感じている人です。

 

・アフェクト

 

「アフェクト」とは、淡い感情という意味です。

 

行動経済学では、人の心に浮かぶ「淡い感情」を、喜怒哀楽などの「激しい感情」と区別して「アフェクト」と呼びます。

 

・心理的所有感

 

「心理的所有感」とは、「私のもの」であるという感覚のことです。

 

たとえば、会社への心理的所有感が高い人はそうでない人と比べて3割ほど頼まれごとを聞くそうです。

 

・目標勾配効果

「目標勾配効果」とは、目標に近づくにつれ行動や努力を加速させることです。

 

たとえば、長距離走のラストスパート。

ゴールが近づくにつれてスピードが上がりませんか?

 

これは、目標が間近になることで達成への興奮が高まるからです。

 

・拡張‐形成理論

 

「拡張‐形成理論」とは、ポジティブな循環で成長していくことです。

 

ポジティブな感情を経験すると、ポジティブな考え方になり、ポジティブな行動が増えていきます。

 

すると、よりポジティブな感情を経験して、よりポジティブな考え方や行動が増えていきます。

 

・心理的コントロール

 

「心理的コントロール」とは、人間は「つねに自分で人生をコントロールしている」と考えており、またそうしたいという強い欲求があることです。

 

・ポジティブアフェクト

 

「ポジティブアフェクト」とは、心地良い感情のことです。

 

・ネガティブアフェクト

 

「ネガティブアフェクト」とは、脳の中の小さな不安や不満のことです。

 

ポジティブアフェクトと比較して言うと、心地悪い感情のことです。

 

・キャッシュレスエフェクト

 

「キャッシュレスエフェクト」とは、キャッシュレス決済の普及に伴い、消費者の行動や消費行動に生じる変化や影響のことです。

 

たとえば、キャッシュレスだと現金よりも手軽に決済できるので、ついつい買い物が進んでしまう傾向があります。

 

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【状況】にまつわる行動経済学の用語x10

 

さいごは、【状況】にまつわる行動経済学の用語を10個!

 

・おとり効果
・ナッジ効果
・系列位置効果
・単純存在効果
・フレーミング効果
・アンカリング効果
・プライミング効果
・感情移入ギャップ
・パワーオブビコーズ
・情報オーバーロード

 
解説していきます!
 

・おとり効果

 

「おとり効果」とは、選ばれないであろう選択肢をあえて並べることで、買い手の意思決定に影響を与える効果のことです。

 

たとえば、買い物で初めに高い金額を提示されたあと、それより低い金額を提示された場合、お安く感じませんか?

 

自分のお財布と相談することが先決なのに…

「安いと感じた感情」が意思決定に影響している例です。

 

・ナッジ効果

 

「ナッジ効果」とは、本人が無意識によい選択をするようにきっかけを与え誘導することです。

 

たとえば、駅やデパートの階段に「ここまで登って〇〇カロリー」と書いてあったら、階段を使いたくなりませんか?

 

実際に、こう書かれた階段では近くにエスカレーターがあっても階段を選ぶ人が増えたそうです。

 

・系列位置効果

 

「系列位置効果」とは、記憶の残りやすさのことです。

 

いくつかあるものを順番で記憶しようとするとき、覚えた順番によって記憶の残りやすさに差が出てくるというものです。

 

最初と最後のものは記憶に残りやすく、中間の記憶は忘れてしまいがちです。

 

・単純存在効果

 

「単純接触効果」とは、何度も接触を繰り返すことで興味や好意を持つようになることです。

 

たとえば、CMの曲がいい例ですね。

CM曲を毎日聞いているうちに、自然と覚えて歌ってしまいませんか?

 

・フレーミング効果

 

「フレーミング効果」とは、印象を変えることで相手の選択に影響を与えることです。

 

たとえば、スポーツジムの案内方法!

あなたはどちらに入会しますか?

 

A:会員満足度94%!
B:会員の中で不満を持っている会員は6%です!


Aがいい!

そう思いませんか?

 

実は、満足したお客様の割合や人数はAもB同じなのです。

 

・アンカリング効果

 

「アンカリング効果」とは、先に与えられた情報がその後の意思決定に影響することです。

 

たとえば、待ち合わせに遅れそうな場合、「30分遅れます」という連絡をいれたとします。

でも実際には15分後に到着しました。

 

この場合、先に「30分かかる」という情報を与えられているため、相手は「思っていたよりも早かった」という印象をもちやすくなります。

 

・プライミング効果

 

「プライミング効果」とは、先に何らかの刺激を受けることにより、無意識のうちに行動が影響されることです。

 

たとえば、「サンタさんはどんな服を着ている? 」という質問をします。

そのあとに、「今パッと思いつく果物は? 」という質問を続けると、、、

 

どうです?

 

サンタさんの赤い服に刺激を受け、赤い色の果物を答える確率が高くなるそうです。

 

・感情移入ギャップ

 

「感情移入ギャップ」とは、落ち着いている時は自分の取り乱した姿を想像できないし、不安の最中にいるときは、落ち着いた自分を想像できないことです。

 

他人に対してもそうです。

 

たとえば、冷静な人は熱中している人の考えや行動を予想できず、熱中している人は冷静な人の思考や判断を予測することが難しくなります。

 

・パワーオブビコーズ

 

「パワーオブビコーズ」とは、何か人にお願いするとき、「理由」を添えるだけで受け入れてもらえる可能性がグーンと上がることです。

 

ポイントは、添える理由は「何でもいい」という点です。

 

たとえば、コピーを先にとりたい場合、

「先にコピーをとらせてください」よりも

「急いでいるので先にコピーをとらせてください」と理由ではないような理由を添えるだけでも、先にコピーをとらせてくれる可能はグッとあがります。

 

・情報オーバーロード

 

「情報オーバーロード」」とは、情報がありすぎて必要な情報が埋もれてしまい、意思決定が難しくなることです。

 

たとえば、買い物をしている時に、AかBの2択であればすぐに決められるのに選択肢が増えすぎると選べなくなったりすることがあります。

 

まとめ:【31個】行動経済学用語をシンプル解説!

 
いかがだったでしょうか。
 
今回は行動経済学の用語31個ピックアップしました!
 
日常的に無意識で使っているものから、意識して使うと役に立ちそうなものまでありますね。
 
私もとっても勉強になりました!
それではまた。
 

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