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アイデアを出すための5つのステップとおすすめ本の紹介

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「アイデアのつくり方」/ 著者:ジェームス・W・ヤング/ 訳:今井 茂雄 / 解説:竹内 均 / 出版:阪急コミュニケーションズ



こんにちは!

 

このブログではメンタルトレーニングの記録を気ままに綴っております。

今回はアイデアを出すための5つのステップと「アイデアのつくり方」という本について紹介します。

 

目次:

 

本書はジェームス・W・ヤングという広告界ではとても有名な方が書いた本で、アイデアについての原理とそのつくり方が書かれています。

 

オススメな人

・アイデアを出す方法を知りたいあなた

・アイデアが生まれる仕組みを知りたいあなた

・アイデアが煮詰まっているあなた

 

では、さっそくこの本の結論を。 

【結論】:アイデアは5つのステップで意識的につくることができる!

 

アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、アイデアの製造過程も一つの流れ作業であること、その作成に当って私たちの心理は、習得したり制御したりできる操作技術・・・・によってはたらくものであること、そして、なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、この技術を修練すること・・・・・・・・・がこれを有効に使いこなす秘訣である、ということである。

 

ちなみに、著者のヤング氏はこんな方。

・アメリカ最大の広告代理店で敏腕を振るったのち、その会社の副社長を務めた。

・アイデアの作成が車の製造と同じように段階を経て生まれることを発見した。 

アイデアを出す前に

アイデアを出す前に、スキルを身に付ける時の心構えとして、本書では下記のように述べています。

個人的にはこの心構えを知ることができただけでも十分に読む価値があったかなと思います。

どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理・・であり第二に方法・・である。

これはアイデアを作りだす技術についても同じことである。

 

その原理とは2つ。

・既存の要素の新しい組み合わせであること 

・要素同士の関連性を見つけ出すこと

 

何かと何かに関連性を見出すことがアイデアを出すためにはとても大切なようです。

 

原理がわかった後は、実際にどのようにしてアイデアが生まれるか?

その方法が気になるところですよね。

アイデアが生まれるまでに起こる5つのこと

ではさっそく。

 

➀資料やデータをあさりまくる

②自分なりに解釈する、まとめる

③考えている事から一旦離れる

④アイディアが浮かぶ

⑤具体化できる(実現)まで考え続ける

 

え???意外とフツー。

と思いますよね。

 

もちろん、できるだけ簡潔にしておりますがこの内容で間違いありません。

私も、初めて読んだときは「な~んだ、そ~んなことか。。。」と思いました。

 

でも、実際に「アイデアが生まれる時」というのはこの5つのステップを踏んでいると著者は述べています。

 

あなたも思い当たるところはありませんか?

第一 資料集めー諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。

 

第二 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。

 

第三 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。

 

第四 アイデアの実際上の誕生。<ユーレカ!分かった!みつけた!>という段階。そして

 

第五 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。

 

このように、5つのステップを踏みます。

途中、見知らぬ名前を叫んでいる段階がありますが気になる方はぜひ、本書を買って読んでみてください。

 

また、著者はこのステップを世に公開した(本を出版した)理由について下記のように述べています。 

第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、これを聞いたところで実際に信用する人はまず僅かしかいないということ。

第二は、説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると最も困難な種類の知能労働が必要なので、この公式を手に入れたといっても、誰もがこれを使いこなすというわけにはいかないということである。

 

つまり、文章の意味は分かっていても、いざやってみると難しいから実際にやる人が少ない。

だから世に公開しても問題ない!ということです。

 

アイデアの具体的なつくり方 

さきほどの5段階をもう少し掘り下げてみます。

その前にもう一度、その5段階がこちら。

 

➀資料やデータをあさりまくる

②自分なりに解釈する、まとめる

③考えている事から一旦離れる

④アイディアが浮かぶ

⑤具体化できる(実現)まで考え続ける

➀資料やデータをあさりまくる

とにかく人とモノについての調査をすることです。

ネットでググる、文献や本を読む、人に聞いてみるなど。

調査方法は色々ありそうです。

 

そこで本書では集めるべき資料として2つ挙げています。

 

・特殊知識:売りたい製品とターゲットについての資料

・一般知識:人生において起きる体験や出来事

 広告のアイデアは、製品と消費者に関する特殊知識・・・・と、人生とこの世の種々様々な出来事についての一般知識・・・・との新しい組み合わせから生まれてくるものなのである。

②自分なりに解釈する、まとめる

➀で集めた資料から関係のありそうなものをまとめて1つのグループにしてみる。

紙にまとめても良し、PCに入力しても良し。

 

おすすめは紙にまとめることですかね。

やっぱり紙はPCやスマホなどに比べて、書くことに関しては自由度が高いというか、書いていると勝手にサクサク進んではかどる感じがします。 

一つの事実をとりあげてみる。

それをあっちに向けてみたりこっちに向けてみたり、ちがった光のもとで眺めてみたりしてその意味を探し求める。

また、二つの事実を一緒に並べてみてどうすればこの二つが噛み合うかを調べる。

 

また、この段階で気をつける2つのことが書かれていたのでまとめます。

・ちょっとしたアイディアが浮かぶのでとにかくメモする

・脳が疲れてくるけど途中でやめないで

 

この他にも、カードを使用したアイデア作成方法が本書では紹介されています。

ブレーンストーミングのようなとにかく思いついたことを書いて集めるみたいな方法です。

気になる方は本の中を覗いてみてください。

③考えている事から一旦離れる

一旦考えている事から離れてひらめきが組み合わさるのを待つ!

アイデアが生まれる時によく耳にする言葉ではないでしょうか。

 

そう、お風呂に入っているときや散歩中にひらめくアレです。

(具体化できるかどうかは別にして。。。)

 

一旦考え事から離れる方法としては、自分の感情を刺激するものに触れること。

例えば、コンサートや美術館、スポーツやキャンプなど。

 

刺激とは反対にリラックスできるようなこともよろしいかと思います。

リラックスも「気持ちがいい!」という感情を刺激することなので。

 

それを含めると、手軽にできるものでおすすめはお風呂(銭湯に行くもよし)、音楽を聴く、映画をみる、あたりですかね。

 

もちろん、読書も例外ではありません。

アイデア作成のこの第三段階に達したら、問題を完全に放棄して何でもいいから自分の想像力や感情を刺激するものに諸君の心を移すこと。音楽を聴いたり、劇場や映画に出かけたり、詩や探偵小説を読んだりすることである。

④アイディアが浮かぶ

アイディア誕生、神降臨!

⑤具体化できる(実現)まで考え続ける

アイディアを具体化するまで忍耐強く取り組む。

➀~④までは割と自然な流れでできるかもしれませんが、やはりここが一番の難所でしょう。

 

私なんかは面倒くさがりな性格もあるもので、「もーいーや、たいしたアイデアではないし。。。」と投げてしまう事がよくあります(笑)

 

ある婦人がニュートン(落ちるりんごを見て引力の発見をした)に質問をしました。

「なぜ、あなたはこの発見をされたのか?」と聞くと、ニュートンは「つねにそれを考えることによってです。」と答えたそうな。

 

実にシンプルな回答です。

 

ただ、「考え続ける」といってもとても大変で骨の折れることだと思います。

同時に、忍耐という精神的な強さもある程度必要になります。

 

しかし、あなたがせっかく思いついたアイデアを形にできるチャンスかもしれません。

そう思って考えぬきましょう!!

 

と、自分に言い聞かせる(笑)

多くの良いアイデアが陽の目を見ずに失われてゆくのはここにおいてである。

発明家と同じように、アイデアにもこの適用段階を通過するのに必要な忍耐や実際性に欠けている場合が多々ある。しかしアイデアをこのあくせく忙しい世の中で生かしたいのなら、これは絶対にしなければならないことなのである。

まとめ:アイデアを出すための5ステップとおすすめ本

いかがだったでしょうか?

 

今回は、アイデアを出す5つのステップとジェームス・W・ヤング氏の「アイデアのつくり方」についてご紹介しました。

アイデアは5つのステップで意識的につくることができる!という本でした。

 

アイデアを出す5つのステップをさらっとまとめておきます。

➀資料やデータをあさりまくる

②自分なりに解釈する、まとめる

③考えている事から一旦離れる

④アイディアが浮かぶ

⑤具体化できる(実現)まで考え続ける

 

アイデアが思いつかない、煮詰まってしまった。

って時に手元にあるこの本を見返してみるのもアリですね!

買って損はない本です。

 

それではまた!

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