こんにちは!
このブログではメンタルトレーニングの記録を気ままに綴っております。
今回「人を操る禁断の文章術」という本を読んだのでそちらのご紹介です。
私がブログを始めるときに参考にした1冊です。
まずは簡単に著者のご紹介。
著者のDaiGoさん、もうかなり有名な方だと思いますので細かくは書きません。
「メンタリスト」と言う「人の心に寄り添う」能力が尋常ではない方です。
科学や心理学と言った知識を応用して様々な活動をされている猫好きな方です。
そんな方が文章術について書いている本です。
オススメな人
・ブログで文章力を鍛えたいあなた
・人を動かせる文章を書けるようになりたいあなた
・書くテーマに頭を悩ませているあなた
さっそく、この本の結論を言うと、「文章とは相手に行動させるために書くもの」です。
そのための3ステップがコチラ。
1.3原則を守る
2.7つのトリガーを引く
3.具体的な5つの文章術
少し余談を。
このような役に立つ本の使い方として、個人的には辞書のような感覚で使っております。
一度読んで本棚へ、というよりは何かある度に引っ張り出してきては調べるという感じです。
ぜひ手元に置いておきたい一冊ですね。
それではスタート!
目次:
読んだ相手を「行動に導く」文章とは
読んだ相手を行動に導く文章とは、いったい何だと思いますか?
キレイな表現が並んだ文章?かっこいい言葉が並んだ文章?
本書によると文章術とは次のように定義されています。
読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導するための文章術。
つまり、読み手の欲求に刺さるか?ということです。
文章を読んだ相手が
1.言葉に反応するまたは気に留まる
2.自分で想像を膨らます
ことで行動を起こします。
これが「行動に導く文章」になります。
では、どうすればそのような文章が書けるようになるのか。
基本的なポイントは3つです。
文章を書く時の3原則
この原則を知ってから、今まで自分が逆のことをしていたことに気づきました。(笑)
では、その原則を先に。
1.あれこれ書かない
2.きれいに書かない
3.自分で書かない
この3つを意識しながら文章を書いていくだけでもズレた文章になることは少ないです。
ただ正直なところ、この本を読んでからも自分が書いた文章を振り返ると、
あれもこれも書いている、
きれいに書こう、まとめよう、としている、
書きたい事を書いている、、、
つまり、読者に求められていることを書けていない!
と感じることが多々あります。。。
上達するには練習が必要です。
私のことはさておき、まずは自分が書いた文章を振り返ることです!
それさえ忘れなければ、この3つの原則と照らし合わせて修正を加えることができます。
ズレない文章を書くための第1歩目です。
では、3つの原則についてもう少し解説します。
1.あれこれ書かない
耳が痛いです。。。
これは、言い換えると「簡潔に書く」ということです。
人は受け取った情報が足りないときは自分の頭の中で勝手に補足するそうです。
完璧な情報がくるまで待っていても、次のステップに移れないですからね。
あれこれと内容を詰め込みすぎた長文はすぐに飽きられる。
ねらう結果を1つに絞り込み、あえて短文にすることで読み手の想像力を利用する。
2.きれいに書かない
文章を書いていると、できるだけきれいに書きたいと思いますよね。
私ももちろんそうです。
なんなら、「うまいこと」とか「機転が利いた一言」なんかも、もし思いつけば、、、言いたいし書きたい!
ただ、そればかりに気を取られていると人を動かすために必要な感情の部分が薄れてしまいます。
なぜなら、人は感情の生き物だから。
「きれいな文章を書かなくてはいけない」と気をつけるばかりでは、自分の感情を抑えてしまいます。
こちらが感情を抑えてしまうと、それは鏡のような効果を生み、相手の心から湧き上がってくるはずの感情をも押さえつけてしまうのです。
3.自分で書かない
文章を書いていると知らぬ間に自分の書きたい事を書いてしまいます。(特に私は、、)
もちろん、悪いことではありません。むしろ自己表現はとても大切です。
ですが、「文章術」となると少し変わってきます。
自分の頭の中に答えはない。
書く前の準備で、相手の読みたい内容、求めている言葉を探ること。
それを提示できれば自ずと動いてくれる。
なかなかキツい言葉も並んでおりますが、つまり「相手の欲求に答える文章を書け」ということですね。
でも、相手の欲求ってどんなものがあるの?
と疑問に感じているあなた。
ここからはその欲求についての解説です。
文章を書く時の言葉の選び方
人の心が動く引き金として本書では「7つのトリガー」と紹介されております。
基本的にこの7つは人の根源的な欲求にあたるため、あなたにも私にも存在する欲求です。
文章を作るときはこの7つに関連する言葉を文中に散りばめていきます。
その7つがこちら。
1.興味
2.ホンネとタテマエ
3.悩み
4.ソン・トク
5.みんな一緒
6.認められたい
7.あなただけの
※この7つ、覚えたいあなたへ。
「ミ・ソ・ホ・ナ・ミ・ア・キ」です。
⇒はい、完全に響きです。。。ゴロが良いので。。。
単純にそれぞれの頭文字をとって順番を入れ替えているでけです。
覚えたい方はぜひ!
今回は中でも取り入れやすい3つに絞ってご紹介します。
1.悩み
本書によると人間の悩みは健康やお金など大きく4つに分類されます。
この悩みに寄り添う言葉を選び、文章を作っていけば共感を得られる文章になります。
➀「H」:Health:健康、美容
②「A」:Ambition:将来の夢、叶えたい希望
③「R」:Relation:人間関係、結婚、恋人、会社
④「M」:Money:お金
私は、この全てで悩んだことがあります!
今の悩みは「健康」と「叶えたい希望」ですかね。
2.ソン・トク
人は「損失回避性」という心理傾向があります。
「得した」という感情よりも「損した」という感情の方が強いことです。
例をあげるなら、1万円をもらった時と1万円を失った時のことを想像してください。
失った時を想像したときの方が感情として強くなりませんか?
これが、「損失回避性」です。
本書ではこの心理傾向をうまく活用したテクニックとして「ソン・トク」と紹介されています。
本書の一例をあげると、
「買うと得します!」<「買って損はしませんよ!」
このような言葉やニュアンスを選ぶとより、人が行動するきっかけを起こしやすくなります。
3.みんな一緒
社会心理学の世界では「社会的証明」と言われてます。
簡単に言うと、
「みんながしていることは正しい」
「みんながそうしているから大丈夫」
ということです。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ですね。
ダメですけど。
この心理効果を文章に利用してこんな風に使います。
・30代の男性70%が使用している商品です
・俳優の○○さんも愛用の一品
・使用した8割以上の方が効果を実感
電車の中吊り広告やWEB広告、テレビCMなどでよくありますよね。
それだけ効果があるということです。
そして、その裏にはこのような心理効果が眠っていたのです。
以上、実践しやすい3つをご紹介しました。
でも、具体的にどうやって文章を書き始めればいいのか?
相手を動かす具体的な文章の書き方
3つの原則もわかり、人の心(欲求)に刺さるトリガーも分かってきた!
さぁ、あとは文章を書いていく段階です。
本書では5つの具体的な文章の書き方について書かれています。
テクニック➀書き出しはポジティブに
テクニック②なんども繰り返す
テクニック③話かけるように書く
テクニック④上げて、下げてまた上げる
テクニック⑤追伸をつける
今回は個人的に文章に取り入れやすいと感じた3つを紹介します。
1.なんども繰り返す
例えば、何かを習得する場合、「反復練習をすると覚えやすい、身に付きやすい」ってのは聞いたことがあると思います。
文章も「反復して覚える(覚えてもらう)」という意味ではと同じことが言えます。
文字通り、同じ「意味」と「感情」を文章の中で言葉を変えて繰り返していきます。
大事なのは表現を変えて10回繰り返すこと。
2.話かけるように書く
そろそろ読むの疲れてきました??もーちょいです!
あなたが文章を読むとき、学術論文や教科書のようなお堅い文章より、会話をしているみたいに書かれた文章の方が親近感を持つことができて読みやすいですよね。
文章を書く時もぜひそれを取り入れましょう!ってことです。
ポイントは、自分がこう言ったら相手はこう反応するだろうなと想像すること。
3.追伸をつける
これは、ダニエル・カーネマンという心理学者が提唱している「ピーク・エンドの法則」に近いと思います。
この法則を簡単に説明すると、人が強く印象に残るときは以下のいずれかであるということです。
・出来事のクライマックス(ピーク)
・出来事の最後(エンド)
「追伸」の場合はもちろん後者にあたりますね。
なので、この追伸部分にあなたの願望や、あなたが相手に行動してもらいたいことを書くとより効果的というわけです。
じつは、あらゆる文章の中で人が最も読み、心に残るのは追伸部分だということがわかっています。
※注意点としては追伸の前に一度文章を完結させておくことです。
まとめ:ブログ文章力を鍛える3ステップ&おすすめ本
いかがだったでしょうか?
今回はブログで文章力を鍛えたい人向けに文章術の本を紹介しました。
本書では他にも「ツァイガルニク効果」をはじめとする心理効果、会話と比べた場合の文章のメリットなどが分かりやすく書かれています。
価格以上の価値、戦略的な文章術が得られる1冊です。
最後に、この本の中で印象に残っている一文がありましたのでご紹介します。
文章術は後天的に学ぶことができる。
P.S.
ぜひ、文章を書いている自分をイメージしながらこの本を読んでみてください。
買っておいて損はないです!
それではまた!
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