こんにちは!カズです。
このブログではメンタルトレーニングの記録を気ままに綴っております。
さて、今回のテーマは「挑戦」です。
何かに挑戦するときは緊張して胸がドキドキしたり、手に汗握ったり、頭に血が上ったりと「挑戦」に対してあまり良いイメージをお持ちでない方も多いのではないでしょうか。私です(笑)
一方で「挑戦」することによって新しい発見がある!と楽しんでいる方ももちろんいるかと思います。
そこで今回は特に、「挑戦が怖い」と感じる人が「マインドセット」を知ることで「ちょっと、やってみようかな!」と思えるようになる方法を紹介します。
それではスタート!
挑戦が怖いと感じてしまう理由は何か?
挑戦が怖いと感じてしまう理由は「マインドセット」にあります。
マインドセットとは、「心のあり方、考えかた」です。
マインドセットを知ることで自分の考えかたの偏りやクセが分かります。
その結果、あなた自身でマインドセットをコントロールすることができ、挑戦に対してもポジティブなイメージを持つことができます。
それでは、マインドセットについて解説していきたいと思います。
言葉の感じでなんとなく察しはつくかと思いますが、
しなやかマインドセットとは、「やればできる、能力は伸ばせる、ミスっても次に活かそう」と思うことです。
一方、硬直マインドセットとは「やっても無理かな、能力はいま以上伸びないな、ミスったらどうしよう」と思うことです。
あくまで特性や傾向なのでどちらが良い悪いはないです。
成長したい!と思う時はしなやかマインドセットが影響力を発揮します、硬直マインドセットは信頼や協調性、思いやりなどが問題になる場面で影響力をふるいます。
なんとなぁ~く自分は硬直マインドセットかなぁ?と感じた人!ご安心ください。
硬直マインドセットの人がいつもそうとは限りません。
ほとんどの人が両方のマインドセットを併せ持っていて同じ人でも状況や分野ごとにマインドセットが異なる場合があるからです。
なのでまずは、この2つのマインドセットがあなたの中にいるんだ、と思ってください。
脳は、筋肉と同じく、使えば使うほど性能がアップするのです。新しいことを学ぶと脳が成長して、頭が良くなっていくことが科学的に証明されています。
出典:マインドセット 「やればできる!」の研究 / 著者:キャロル・S・ドゥエック / 訳:今西康子 / 出版:草思社
ちなみに、「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」の分かりやすい例があるのでご紹介します。
さて、次のような場面を想像してほしい。外国語を習おうと決心し、ある講座を受講しはじめた。数回目のレッスンで教室の前に呼ばれ、講師の先生から次々と質問をあびせられる。
➀自分を硬直マインドセットにしてみようー
自分の能力が評価されているのだ。みんなの視線が自分に集まるのを感じるだろうか。あなたを値踏みする先生の顔が見えるだろうか。緊張が高まり、自尊心が危機にさらされて動揺するのを感じよう。そのほかにどんなことを感じたり考えたりするだろうか。
②自分をしなやかマインドセットにしてみようー
あなたは初心者。だからここに学びに来ている。そして、学ぼうとするあなたに力を貸してくれるのが先生なのだと考えてみてほしい。緊張がほぐれていくのを感じよう。心が開かれていくのを感じよう。
おわかりいただけただろうか。マインドセットは自分で変えることができるのだ。
出典:マインドセット 「やればできる!」の研究 / 著者:キャロル・S・ドゥエック / 訳:今西康子 / 出版:草思社
あなたのマインドセットは?
さて次は診断です。あなたのマインドセットをチェックしてみましょう!
診断は2つあります。
まずは1つめ、
あっ、ちなみにもちろんこの診断に正解などはありません。
自分の心の傾向を知るためのツールと思って気楽にやってください。
次の知能に関する考え方の中で、あなたの考えにもっとも近いのはどれですか?
①知能は人間の土台をなすもので、それを変えることはほとんど不可能だ。
②新しいことを学ぶことはできても、知能そのものを変えることはできない。
③知能は、現在のレベルにかかわらず、かなり伸ばすことができる。
④知能は、伸ばそうと思えば、相当伸ばすことができる。
出典:マインドセット 「やればできる!」の研究 / 著者:キャロル・S・ドゥエック / 訳:今西康子 / 出版:草思社
どうでしょうか??参考文献によりますと、診断結果は以下のとおりです。
①と②:硬直マインドセット
③と④:しなやかマインドセット
では続いてもうひとつ、
次の性格特性についての考え方の中で、あなたの意見にもっとも近いもはどれですか?
①どのような人間かはすでに決まっており、それを根本的に変える方法はあまりない。
②現在どのような人間であっても、変えようと思えばかなり変えることができる。
③ものごとのやり方は変えることができても、人となりを本当に変えることはできない。
④どのような人間かという基本的特性は、変えようと思えば変えることができる。
出典:マインドセット 「やればできる!」の研究 / 著者:キャロル・S・ドゥエック / 訳:今西康子 / 出版:草思社
診断結果は以下のとおりです。
①と③:硬直マインドセット
②と④:しなやかマインドセット
いかがでしたでしょうか?診断は以上です。
について解説してきました。
ここからは、挑戦の裏に潜む「不安」についてです。
私もやっているおすすめの不安対策についてご紹介します。
不安を対策する
挑戦することを怖いと感じる背景にはもしかすると、あなたの感情(挑戦するにあたっての不安)がうまく整理されていないという可能性があります。
感情を整理する方法として一番オススメなのは、
・自分がどんなことに不安を感じているのか?
・挑戦するにあたって怖いと感じていることは何か?
などを「心が落ち着くまで手書きで書きまくること」です。
一例としては
・お金がどれぐらいかかるかわからない(⇒相場をリサーチ)
・失敗したらどうしよう(⇒はじめてのことは誰もが初心者)
・どうやって練習しよう(⇒どんな練習方法があるのかリサーチ)
・そもそも何からはじめればよいのか?(⇒準備しておいた方がいいことを15分間だけリサーチ)
まずはあまり考えず、吟味せず書きましょう!
書き終えたら、
・解決できそうなところをみつける
・できる行動のなかで一番小さいステップを考える
・しなやかマインドセットを意識する
少しずつ解決していきましょう!
「挑戦するときは誰もが初心者」です。
また、不安な気持ちとうまく付きあう方法もご紹介しておりますのでぜひ参考にしみてください。
小さな一歩を踏み出す
不安の正体がある程度わかればあとは行動あるのみです!
ポイントは「小さな一歩」です。
行動する時はその一歩目を小さくしたほうが心理的な負担も少なくて済みます。
また、「やり始めるからやる!」といった心理学の世界では作業興奮と言われる効果も期待できます。
それでもなかなか行動に移せないときはこう考えてみてください。
「行動しないという目的を果たすために、考えるという手段をとっていないか?」
最近、私自身が気づいたことです。
まっ、要するに考えすぎ!ってやつです。
さらに、私の場合はちっぽけなプライドも邪魔をして行動を細かく・小さくすることにとても抵抗がありました。
でも、なかなか行動に移せない時の考え方や、ちっぽけなプライドに気づいてからは
「自分ができる行動の中で一番小さいステップは何か?」
という行動にフォーカスして考えられるようになりました。
最初のステップは小さく行きましょう!
まとめ:挑戦が怖いと感じるあなたへ|「しなやかマインドセット」で楽しくトライ!
いかがだったでしょうか?
今回は挑戦を怖いと感じる人に向けた記事を書きました。
「マインドセット(考えかた)を変える」のではなく、そのままのあなたに「新しいものを追加」するようなイメージを持ってもらえれば幸いです。
大切なポイントは2つです。
・マインドセットはあなたのコントロール下にあり!
・挑戦を「成長」と捉えて小さく踏み出す!
今回の記事でお世話になった本、「マインドセット やればできる!の研究」では他にも子育てや、優れたリーダー像などについても書かれています。
読み物としても面白いので買って損はないかと思います。
お時間あるときにぜひ。
それでは最後に。
いつもやりたいと思っていながら、うまくできる自信がなくて、やらずにいたことはないだろうか。それを実行に移してみよう。
出典:マインドセット 「やればできる!」の研究 / 著者:キャロル・S・ドゥエック / 訳:今西康子 / 出版:草思社
それではまた!