- 『52ヘルツのクジラたち』:ザックリのあらすじ
- 【感想】『52ヘルツのクジラたち』を読んで
- 【名言】『52ヘルツのクジラたち』心に刺さったフレーズ
- 『52ヘルツのクジラたち』は映画化されるのか?
- まとめ:『52ヘルツのクジラたち』感想やら名言やら映画化やら
『52ヘルツのクジラたち』:ザックリのあらすじ
あらすじ
では、ネタバレしないようにざっくりとあらすじをご紹介しておきます。
『52ヘルツのクジラたち』は、田舎町に一人移り住んできたある女性と、虐待を受け続けてきた少年との心のふれあいや絆を描いた作品です。
孤独ゆえに愛を欲し、これまで何度も裏切られてきたであろう彼らが出会い、新たな物語が始まります。
とはいえ、そんな簡単にまとめられるほど単純な作品ではないです。
それでも、
「読みにくいな、、、」
ということはありません。
むしろ、一気に読み進めてしまうほど作品にのめり込むことができます。
そして読み終わったあとは、
「今を生きていること、今周りにあるものにありがたみを感じる」
そんな気持ちにさせてくれる作品です。
52ヘルツのクジラとは?
『52ヘルツのクジラたち』のキーワード「52ヘルツのクジラ」とは、
ほかのクジラと比べて高音で鳴くクジラのことです。
普通のクジラと52ヘルツのクジラでは、鳴き声 (周波数) が違います。
普通のクジラの周波数は10~39ヘルツ、
そして52ヘルツのクジラは、その名の通り52ヘルツで鳴きます。
あまりに高音だから、他のクジラには気づいてもらえないそうです。
それゆえ、「孤独なクジラ」と言われています。
ちなみに52ヘルツではありませんが、一般的なクジラの声はこんな感じです↓↓↓
52ヘルツのクジラは実在しています。
周りに仲間はいなくて、独りで広い海を泳ぎ続けています。
色々と調べていたところ、52ヘルツのクジラを追うドキュメンタリーもあるようです。
【感想】『52ヘルツのクジラたち』を読んで
『52ヘルツのクジラたち』を読んだ感想をサクッと書いていきます。
この物語の奥底には、
「人とのつながり」
「生きるということ」
この2つがとても大切なテーマになっているなと感じました。
そのあたりを踏まえてもう一歩踏み込んでみます。
通勤時に読むのはおすすめできません。
通勤時に読むのはおすすめできません。
なぜなら、泣いてしまうからです。
私は電車のなかで泣いてしまいました(38歳)。
涙をこらえるのに必死で、その間集中できなかったですw
タイミングもありますがね。
なので、落ち着いたところでゆっくり読んでみてはいかがでしょうか。
虐待の現実
虐待は昔から一定の割合であったのだと思います。
ネットが普及した現代にたまたま表面化することが多くなっただけで、、、。
虐待については100%親が悪いです、当たり前ですが。
でも、親がそうなってしまった背景なども考えてしまいます。
これ以上はなんとも言えません。
ただ、虐待の現実がある。
この事実だけは忘れないでおこうと思いました。
友情や人とのつながり
なんだかんだでやっぱ人は一人では生きていけない。
人は「つながりを求めてしまう」という表現が合っているのかは分かりませんが、小説のなかで描かれている友情や人とのつながりに涙しました。
ぬくもりを求める人の素晴らしさみたいなものでしょうか。
「生きる」ということを改めて考えさせられました。
ちょっと疎遠になりがちな友人に連絡とってみます!
【名言】『52ヘルツのクジラたち』心に刺さったフレーズ
『52ヘルツのクジラたち』を読んで心に刺さったフレーズを1つご紹介します。
注意!
めちゃくちや個人的なことなので、共感してもらえるか分かりません。。。
が、私はこのフレーズが心に刺さりました。
水疱瘡やおたふく風邪と同じでな、小さな子どもの内に覚えておかなきゃならんことを大きくなって知るのは、ものすごくしんどいものよ。
これはとあるおばあちゃんのセリフで過保護に対する考え方を述べたシーンです。
もっと他にひっかかるところあっただろ!?
そんなツッコミきそうですが、私はなぜかここでした。
ここがとても印象に残りました。
私も娘を過保護に育てているからでしょうか(笑)
自分への戒めとして無意識に印象に残ったのかもしれません。
よく「苦労は買ってでもやれ」というのはこういうことなのかと感じました。
楽することと同じぐらい苦労も大切なのですね~。
『52ヘルツのクジラたち』は映画化されるのか?
『52ヘルツのクジラたち』を読んでるときに、なんとなく
「映画化されないかなぁ~」なんて思いながら読んでいました。
読みながら絵が浮かんでくるほど素晴らしい小説だったのでしょう。
んで、ちょっと映画化について気になったので調べたところ、、、
『52ヘルツのクジラたち』の実写映画化は、2023年ごろと予想されるそうです。
理由として、本屋大賞を受賞した小説は必ず実写映画化されているからです。
ちなみに、『52ヘルツのクジラたち』は2021年に本屋大賞を受賞しました。
実写映画化は約2年後のパターンが多いそうです。
映画になるのなら、ホント楽しみです!
待ち遠しい。
この声が届きますように!
出典:https://trendblog7.com/52helznokujiratachi/
まとめ:『52ヘルツのクジラたち』感想やら名言やら映画化やら
いかがだったでしょうか。
今回は、町田そのこさんが書かれた『52ヘルツのクジラたち』という本の感想やら名言やらを紹介しました。
ホント素晴らしい作品でした。
本を読んで「映画になればいいのになぁ~」なんて感じたの初めてでした。
町田そのこさん、
素敵な時間をありがとうございました!
あなたもぜひ、『52ヘルツのクジラたち』を読んで素敵な時間をお過ごしください。
それではまた!
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