「なんかしらないけど、ついつい話しちゃったなぁー。心地よく話せたのはなんでだろう?」
・聞き上手な人の特徴やテクニックを知って会話に取り入れたい
・自分の話もするけど、相手にも心地よく話をしてほしい!
この記事を読めば、
あなたは「聞き上手」から「聴き上手」になれます。
それではスタート!
聞き上手な人の特徴はたった1つだけ
聞き上手な人の特徴は、ただ聞いているのではなく、
相手に「寄り添いながら心で聞いていること」が特徴です。
「寄り添いながら心で聞いていること」とは、
相手を大切に思い、関心を持ち、相手を理解しようと努めることです。
あなたから「尊重され、無条件にありのままで受けとめてくれた」
と感じた相手はきっと心がホッとゆるむことでしょう。
なので、聞き上手な人の特徴は
「寄り添うこころ」にあります。
聞き上手になるためのテクニックは5つ
聞き上手な人の特徴に続いて、聞き上手になるためのテクニックです。
筆者の経験も交えながら5つご紹介します。
肯定も否定もしない、自分の意見は横に置いて聴く
ズバリ、相手が話したことを「そのまんま」受けとることです。
聴き手は評価も判断もしません。
相手が込めたかった、伝えたかったであろう感情の入るスペースがなくなるからです。
具体的には、
・肯定も否定もせず
・相手が話したことを「そのまんま」受けとめ
・「~みたいに感じたんだ!」
「へーそんなこと思ったんだねぇ」
と共感を示しつつ
・相手がその感情や結論になった思いをたどるように質問していく
でも、意識していないとはじめはなかなかうまくいきません。
私はよくやってしまい反省することが多いのですが、会話をしているといつの間にか
「良い・悪い」
「楽しい・つまんない」
「嬉しい・悲しい」
と聴き手の感情で相手の話について評価や判断をしてしまいがちです。
判断した結果、その感情がたまたま合えばよいのですが、もし違った場合、
相手は不快になったり、話したかったことが話せずに不完全燃焼になることでしょう。
なので、聞き上手な人になるためには、
相手が話したことを評価も判断もせずに「そのまんま」受けとることです。
正論をふりかざさない
聞き上手な人になるためのテクニック2つめは
「正論をふりかざさない」です。
「正論をふりかざされた」経験のある人も少なくないでしょう。
そのときどう思いましたか?
「いや、そんなことわかってるけど・・・理屈じゃないんだよなぁ」
なんて思いませんでしたか?
人の心はときに理屈では解決しないこともあるからです。
たとえばこんな話があります。
ある小学校の教師がケータイをもってきた小学生に注意をしました。
すると、保護者からクレームが・・・
保護者は学校がケータイを禁止しているのは知りつつも、子どもの登下校が心配でいつでも安全を確認できるようにと子どもにケータイを持たせたと言います。
このときに教師が、
「中学校でも禁止されているものなので」とか
「学校に必要のないものを持って来てはいけないルールなので」
などと正論をふりかざすと、保護者のなかから「無理を言って申し訳ない」という気持ちは吹き飛び、
・ケータイを禁止している学校に遠慮しながらお願いしていることを理解してもらえない
・子どもへの安全を気にかけている自分を認めてくれない
などの理由でムクムクと怒りが湧いてきます。
「学校がケータイを禁止していることを知っていた」と言った時点で、
この保護者は「自分は無理を言っている」ということはわかっているのです。
そこに正論をふりかざされると、、、
それは怒りが湧いてくるのも無理ありませんよね。
なので、むやみに正論をふりかざさず相手の意図をくみとりながら話を聞いてあげましょう。
「聞く:話す」を「7:3」で行う
聞き上手な人になるためのテクニック3つめは、
「聞く:話す」を「7:3」で行うです。
聞き上手な人は経験上、7:3の割合で聴いてくれます。6:4でも大丈夫です。
実際私が聴き手にまわるときは、「7:3」を狙いつつ、結果「6:4」に落ち着くというパターンが多いです。
「7割」聞くのはわかったが残り「3割」はどうするのか?
聞き上手な人といえど、ずっと聞くのは無理です。
そこで使うのが「2種類の質問」です。
・オープンクエスチョン
⇒開かれた質問
「あの本はどうだった?」
「最近仕事はどうですか?」
「休みの日はなにやってんですか?」
・クローズクエスチョン
⇒イエスかノーで答えられる質問や選択をしてもらうような質問
「あの本はおもしろかったですか?」
「青と赤どちらがいいですか?」
「このあとはまっすぐ帰るんですか?」
どちらの質問方法がいい悪いではなく、
聞き上手な人はバランスよく使っているのも特徴ですね。
でもどちらがいい?と聞かれれば
オープンクエスチョンの方がいいかなと思います。
オープンクエスチョンだと聴く割合も伸びて、会話がとぎれにくいからです。
なので、聞き上手な人になるためのテクニック3つめは、「聞く:話す」を「7:3」で行うです。
そのために、オープンクエスチョンを使っていきましょう!
相手にもわかりやすい適度なうなずき
聞き上手な人になるためのテクニック4つめは
「相手にもわかりやすい適度なうなずき」です。
ちょっと思い返してほしいのですが、
あなたが、ホントに人の話を聞いているときって、
「うん、うん」とうなずいてませんか?
まさにそれです。
相手も「自分の話をよく聞いてくれている」
と感じていることでしょう。
うなずきと合わせて相手の話をまとめながら聴いてあげることも有効です。
「うんうん、なるほど、こういうことがあったんだ」
「うんうん、へーそのときはそう感じたんだ」
ということで、聞き上手な人になるためのテクニック4つめは
「相手にもわかりやすい適度なうなずき」です。
ホットリーディング
聞き上手な人になるためのテクニック、最後は
「ホットリーディング」です。
1~4つめまでのテクニックは、基本的に初対面でも使えるテクニックでしたが、5つめは同じ人と2回目に会うときに使えるテクニックです。
まず、ホットリーディングの意味ですが、
「事前に得た情報を利用すること」です。
なんか物騒なので言い換えると
「相手の好みや言葉を覚えておいて、次の話に活かすこと」です。
たとえば、
・相手が身につけていたネクタイの色や特徴を覚えておく
⇒「あっ、今日のネクタイは青なんですね、前つけてた赤色も似あってましたけど」
・相手が言った言葉を覚えておく
⇒「前お話ししたときに○○ってことを言われていたのがすごく良くて、、、」
・前に話した内容をまとめる
⇒「久しぶりですねー、そういえばこの前は○○って話をしてましたねー、あれからどうですか?」
他にも、相手が言った店の名前、着ていた服装などの記憶をたどって次に会う時の会話につなげます。
どれも相手が好きなこと言っていたことなので、変わらず相手は話をしてくれます。
あなたはそれをただ受け止めて聴きます。
こうすることで相手は、
「自分の事をよく分かってくれているんだな」
と好印象を持ち「聞き上手な人」と思ってもらえます。
なので、聞き上手な人になるためのテクニック、
最後は「ホットリーディング」です。
聞き上手になるためのおすすめ本【特徴やテクニック】
本記事をつくるときに参考にした本です。
心のしくみから、聞き上手な人の特徴や実践的なテクニックまで書かれています。
「聞き上手」から「聴き上手」になれます。
まとめ:聞き上手な人の特徴はたった1つだけ
・肯定も否定もしない、自分の意見は横に置いて聴く
・正論をふりかざさない
・「聞く:話す」を「7:3」で行う
・相手にもわかりやすい適度なうなずき
・ホットリーディングを活用
自分の思いをありのまま受け入れてもらい、自分の身になって理解されているのを感じると、相手は心がホッとしてゆるみます。
心がゆるむと、元気もでてきます。
聞き上手になるということは「元気をあげること」でもあります。
「聞き上手」から「聴き上手」になりましょう。
それではまた!