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【要約と書評】『達人のサイエンス』/ 著:ジョージ・レナード

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『達人のサイエンス』/ 著:ジョージ・レナード



達人はコツコツやる、そして楽しむ。

 

こんにちは!

 

今回はジョージ・レナードさんが書かれた著書『達人のサイエンス — 真の自己成長のためにという本を紹介します。

 

突然ですが、あなたはこんなこと思ってませんか?

・日々成長したい!

・何かを習得したい!

 

この本は、そんな向上心のあるあなたに!おすすめです。

 

とはいえ、「がんばりたいけど続かない」、「努力を続ける方法がわからない」という人は多いと思います。

 

そこで本書では

・アメリカ教育界で多くの賞を受賞

・合気道五段

・心理学研究所の所長

 

という華々しいステータスをもつ著者が真の自己成長のために具体的な方法を書いてくれていますのでご紹介させていただきます。

 

記事の内容
▶【結論】:達人はコツコツやる、そして楽しむ。

▶【準備OK?】達人になるためのポイント3つ

▶【重要】達人への道、実践ポイント4つ

▶【書籍情報とみんなの感想】:達人のサイエンス

 
それではスタート!

 

【結論】:達人はコツコツやる、そして楽しむ。

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『達人のサイエンス』/ 著:ジョージ・レナード

 

 

本書の結論は、これです。

「達人はコツコツやる、そして楽しむ。」

 

コツコツやることを楽しむことが成長のベースになるからです。

 

例えば、楽しく学ぶ人とやらされながら学ぶ人。

どちらもある程度は成長すると思いますが、その差は徐々にひらいてくると思います。

 

また、何かを学びはじめるとほぼ必ずどこかで伸び悩みます。

のちほど解説しておりますが、本書ではこの「伸び悩む期間」をプラトーと呼んでいます。

 

物事を上達させて成長するコツはこのプラトーを受け入れつつ、プラトーを楽しみながらうまく対処していくことです。

 

というわけで結論は、「達人はコツコツやる、そして楽しむ。」です。

 

【準備OK?】達人になるためのポイント3

 

ここからは達人になるための3つのポイントを解説していきます。

 

1.成長するまでの伸び悩み期間(プラトー)を知る

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私たちが何かものごとを習得するまでにはほぼ必ず伸び悩む期間があります。
冒頭でも少しふれましたが、「プラトー」といわれるものです。
 
 
下の図は「学習曲線」といわれるもので、物事が上達していく様子を図で表したものです。
 
グラフが少し横ばいになっている時期がありますね。
これが伸び悩む時期、プラトーです。
 
たとえば、サッカーです。
(筆者が昔やっていたので例にだしてみました)
 
「リフティング」というボールを落とさずにけり続ける1人遊びみたいなものがあります。
 
リフティングの練習を始めるとすぐに5回、10回、15回と順調に伸びていきます。
 
でも、しばらく経つと伸び悩みます。
コツを掴んでいるのですがなぜか回数が伸びません。
 
この伸び悩んでいる期間がプラトーです。
グラフで言うと横ばいの期間ですね。
 
それでも頑張ってしばらく続けているとある日グンっ!
と伸びます。
 
このように、「ちょっとできる」→「伸び悩む」を繰り返しながら上達していきます。
 
 
というわけで、成長には必ず伸び悩む期間=プラトーがあります。
 
成長には「プラトーがある」ということを知っておけば、一度めげてもまた頑張るモチベーションにもつながりますね!
 

2.ホメオスタシスを知る

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ホメオスタシス。

なにかの魔力が使えそうな言葉ですが、わかりやすくいうと、

「ずっとこのままがいい!」と思う性質です。

 

つまり、現状を維持しようとする働きです。

 

たとえば、私たちの体温。

平均体温は35度とか36度になると思います。

 

私たちの体温は外の気温が10度高いからといって私たちの体温も10度あがることはありませんよね?

ずっと一定の体温を保っています。

 

この現状を維持しようとする働きが「ホメオスタシス」です。

人間が生きていくうえでは必要不可欠な機能なのですが、上達することにおいては少しやっかいなのです。

 

上達するためには、ある程度の「変化」が必要になります。

でも、このホメオスタシスの現状を維持しようとする働きで、

 

「まいっか!今のままで、、、」となり、なかなか上達に向けて変わることができないのであります。

 

それがホメオスタシスです。

 

そんなホメオスタシスの乗り越えかたは、このあとの「実践ポイント」で解説しておりますのでぜひ読み進めてください。

 

3.達人になれない人の特徴x3つを知る

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達人になれない人の特徴は3つあります。

自分のタイプを知っていれば対処ができるのではないかと思います。

 

ちなみに私は、すべてのタイプに心当たりがあります(笑)


・ダブラー型:熱しやすく冷めやすい

・オブセッシブ型:せっかちさん

・ハッカー型:ゆるキャラ

 

それではかんたんに解説していきます。

 

ダブラー型:熱しやすく冷めやすい

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このタイプはせっかく成長するもプラトー(伸び悩み)がくると耐えられず辞めてしまうタイプです。

 

伸び悩みのあとを成長を信じて、もうちょっとやってみるのもいいですね!

 

オブセッシブ型:せっかちさん

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基本的には努力ができる人なのでめっちゃ頑張ります。

しかし、伸び悩むときに「あー、ダメだ、、、」と落ち込んでそのまま失速してしまうことがあるようです。

 

努力のわりに伸びない!

と思ってしまう気持ちも分かります。

 

あきらめず、コツコツとがんばっていきましょう!

 

ハッカー型:ゆるキャラ

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のらりくらりであまり情熱がないタイプですが、コツをつかむとやり続けられます。

しかしながら、達人になれるほどのめりこむことはありません。

 

プラトーを受けいれてはいるものの、成長に必要なことをやりきらない感じです。

 

ホントに自分の好きなことを見つけることができれば化けるタイプかも、、、。

 

【重要】達人への道、実践ポイント4つ

 
本書から達人への道をすすむための方法を4つ紹介します。


・青写真をいつも胸に

・練習との向き合い方

・自己を明け渡すこと

・ホメオスタシスの対処法

 

ではそれぞれ解説していきます。
 

1.思いの力:青写真をいつも胸にもつ

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達人への道、実践ポイントのひとつめは「青写真をいつも胸にもつ」です。


本書によるとイメージングには驚くべきパワーがあるそうです。

いわゆる「青写真」といわれるものですね。

「こうなりたい」ってやつです。

 

思いの力やイメージ力が達人への道をすすむうえでのエネルギー源になるからです。

 

私は小さいころに好きなサッカー選手のポスターを壁に貼っていました。

ポスターを見ることで半ば強制的にイメージングをしていたのかもしれません。

 

まっ、サッカー選手にはなれませんでしたがね、、、(^^)/

こんなふうに自分の青写真に近いものを見に見えるところに貼っておくのも個人的にはアリだと思います。

 

というわけで達人への道、実践ポイントのひとつめは「青写真をいつも胸に」です。

 

2.練習と実践:「練習」を好きになる

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達人への道、実践ポイントの2つめは「「練習」を好きになる」です。

 

達人と言われる人たちは、まず何よりも練習が好きなのだそうです。

その結果、上達は後からついてきます。

 

「結果が出てくるからまた練習が楽しくなる」

というサイクルができ上がるからです。

 

毎日のコツコツが報われるということを信じているからなのでしょう。

 

もちろん、100%努力が報われるとは限りませんが、達人と呼ばれる人たちは少なからずみんな努力をしていることと思います。

(明日のジョーに出てくる丹下段平さんがいってました!)

 

というわけで、達人への道、実践ポイントの2つめは「練習」を好きになるです。

 

3.自己を明け渡すこと:バカになる勇気をもつ

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達人への道、実践ポイントの3つめは「バカになる勇気をもつ」です。

つまり、自分のプライドを捨てることです。

 

成長しようとすると失敗はほぼ避けられないことが多いからです。

失敗するとやっぱり恥ずかしいじゃないですか。

 

達人への道も同じです。

成長し続けるには勇気が必要になる場面が訪れるます。

 

なので、そのときは思い切ってバカになってみてください。

きっとあなたを成長させてくれることでしょう。

 

思いきってバカになれる、恥をかけるようになれる本もあるので、よかったら読んでみてください。

 

というわけで、達人への道、実践ポイントの3つめは「バカになる勇気をもつ」です。

 

4.ホメオスタシスに対処する

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さきほども少し書かせてもらったのですが、人間にはホメオスタシスと言われる機能が備わっています。

 

「ずっとこのままがいい!」と思う性質です。

つまり、現状を維持しようとする働きです。

 

この現状を維持しようとする性質は変化が必要な「成長」にとってはやっかいものです。

 

そこで、ホメオスタシスの対処法について本書からまとめて解説します。

 

ホメオスタシスの活動に気づく

 

ホメオスタシスに対処する方法のひとつめは、「ホメオスタシスの活動に気づく」です。

 

気づくことさえできれば、「これは、成長のための変化だ!」

と捉えることができるからです。

 

変化に気づかなければせっかく良い変化であるにも関わらず現状を維持しようとする本能が勝ってしまいます。

 

それではもったないですよね。

というわけで、ホメオスタシスに対処する方法のひとつめは、「ホメオスタシスの活動に気づく」です。

 

変化に抵抗しようとする自分との関係の調整

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ホメオスタシスに対処する方法の2つめは、「変化に抵抗しようとする自分との関係の調整」です。

 

つまり、「できない時もあるから受け入れてバランスをとろう!」ということです。

 

もうダメだと思わず、決意を新たにこれまでの頑張りを振り返りながらまた一歩ずつ歩いていきましょう。

 

支援体制を作り上げる

 

ホメオスタシスに対処する方法の3つめは、「支援体制を作り上げる」です。

 

これはつまり、「仲間をつくろう!」ということです。


1人では越えられない壁も仲間がいることで越えることができるからです。

「あいつも頑張っているから私も頑張ろう」となったりしませんか?

 

今ではネット上で仲間を探すこともできますのでやってみるのもいいかもしれません。

 

というわけで、ホメオスタシスに対処する方法の3つめは、「支援体制を作り上げる」です。

 

規則的に練習する

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ホメオスタシスに対処する方法の4つめは、「規則的に練習する」です。


現状を維持することなく成長を続けるには規則的に練習することが必要です。

つまり、練習を習慣にしてしまうことが重要です。

 

ホメオスタシスは「現状を維持」する働きなので、規則的な練習が「現状を維持」する状態になってしまえば”もうけもん”です。

 

規則的な練習が「現状を維持」の状態になれば逆に練習しないときにホメオスタシスが働きます。

練習していないということに抵抗を示すわけですね。

 

というわけで、ホメオスタシスに対処する方法の4つめは、「規則的に練習する」です。

 

習慣にする方法はこちらでも書いておりますのでもしよかったらどうぞ。

 

生涯学び続ける

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ホメオスタシスに対処する方法の5つめは、「生涯学び続ける」です。

 

何かを学ぶと多かれ少なかれ変化が起きます。

つまり、学び続けることは変化し続けることです。

 

さらに言えば、変化のときに必ず通るホメオスタシスと戦い続けるということにもなります。

戦い続けることで自然とホメオスタシスへの対処法も身についてきます。

 

というわけで、ホメオスタシスに対処する方法の5つめは、「生涯学び続ける」です。

 

以上、ホメオスタシスに対処する5つの方法でした。

 

【書籍情報とみんなの感想】:達人のサイエンス

 

目次の紹介や読んだ後のみんなの感想をのせています。

参考になればうれしいです。

 

書籍情報1:目次の紹介


第1部 達人の旅
・「マスタリー」とは何か?
・ダブラー、オブセッシブ、ハッカー
―マスタリーに到達できない三つの典型的なタイプ―
・マスタリーの道とアメリカとの戦い
・プラトーを好きになるには

第2部 達人への五つのキーポイント
・指導
・練習と実践
・自己を明け渡すこと
・思いの力
・限界でのプレイ

第3部 マスタリーへの旅じたく
・決意がくじける理由
・マスタリーのエネルギーを得るために
・マスタリーの道での落とし穴
・平凡なことをマスターする
・旅の準備

 

書籍情報2:読んだ人の感想は?

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私も共感した感想を3つ、本のレビューサイトから紹介させていただきます。

 

すごく良い本だった。那覇の図書館にしかないので、買って友達に勧めたいくらい。
タイトルは固いけれど、中は優しい文章で、わかりやすく、簡潔にまとめられている。
いかに、プラトー(上昇していないとき)を楽しめるか。スポーツや仕事、習い事だけではなく、毎日の生活の中でも。

 

私自身、仕事においてプラトーな期間が長く、悩んだことも多かったですが、やっと自分のすべき方向性が見えてきたと思います(o^^o)成果をもたらす過程(マスタリー)を大切にして、初心を忘れず、学び続けていきたいです☆教師のあるべき姿についても、心に響きました(*^_^*)

 

けんすうさんがTwitterで紹介し話題に!
何かをやろうとしてうまくできなくて、つまらなくてすぐ諦めちゃう……
克服のための書!

 

出典:みんなのレビュー

 

まとめ:【要約と書評】『達人のサイエンス』/ 著:ジョージ・レナード

 

いかがだったでしょうか。

 

今回はジョージ・レナードさんが書かれた著書『達人のサイエンス — 真の自己成長のためにという本を紹介しました。

 

結論を改めて、、、

達人はコツコツやる、そして楽しむ。

です。

 

最後に本書の言葉を紹介しておわりたいと思います。

 

マスタリーに到達するための最善の策とは、一言で言えば、勤勉に練習すること
 
それではまた!
 
 
◆合わせてどうぞ◆
 
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