こんにちは!
今回はエミリー・ワプニックさんが書かれた『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という本を紹介します。
・器用貧乏になやんでいる
・ハンパな人生を送っている気がする
・「一流」「スペシャリスト」という言葉に敏感
【マルチ・ポテンシャライトとは?】:結論とかんたんな要約
マルチ・ポテンシャライトとはいったいなんなのでしょうか?
本書では次のように書かれています。
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人。
まっ、個人的な見解としては、
「ザ・器用貧乏」
といったところでしょうか。
マルチ・ポテンシャライトの他の言い方
先ほども書いたように、マルチ・ポテンシャライトとは、さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人です。
本書では、マルチ・ポテンシャライトはあくまでも「ただの名前」でありその他にも言い方はあると言います。
器用貧乏やゼネラリスト、何でも屋あたりは聞いたことがあるかもしれませんね。
他にも、例えば
・ルネサンス人:多くのことに興味を持ち、豊富な知識を持つ人
・スキャナー:関連性のない多くのテーマに強い好奇心を抱く人
・パティライク:いくつかのアイデンティティーを体現し、様々な作業を優雅にこなせる
などがあるそうです。
お気に入りの名前は見つかりましたか?
マルチポテンシャライトの5つの超絶スキル
マルチポテンシャライトのスキルは5つ!
・アイデアを統合できる
・学習速度が速い
・適応能力が高い
・大局的な視点を持っている
・様々な分野をつなぐ「通訳」になれる
この5つのスキルを見ただけでもあなたなら、なんとなく感じるところがあるのではありませんか?
では、5つのスキルをかんたんにご紹介します。
アイデアを統合できる
マルチ・ポテンシャライトは物事を統合するのに長けています。
複数のコンセプトを組み合わせ、それが交わる場所で新しいものを生み出すのが得意です。
学習速度が速い
マルチ・ポテンシャライトは、あっという間に物事を理解し、あっという間にスキルを習得できます。
これには3つの大きな理由があるそうです。
・初心者慣れしている
・魅力を感じることには熱心に取り組める
・新しい興味を追求する時、ゼロから始める事はまずない
なんとなくそんな感じがしませんか?
適応能力が高い
マルチ・ポテンシャライトは、色んな状況や環境、人のニーズに合わせて多彩なスキルを生かすことができます。
大局的な視点を持っている
マルチ・ポテンシャライトは、個々のアイディアが、さらに広い世界とつながっていることを知っています。
物事を大局的に捉えるあなたは、ブレインストーミングをしたり、壮大なプロジェクト思い描いたり、物事を改善する方法や考えだすことが好きです。
様々な分野をつなぐ「通訳」になれる
マルチ・ポテンシャライトは、天性ののつなぎ手です。
人と精神的につながるのも、人と人が互いに理解しあい、つながり合うのをサポートするのも好きでしょう。
多彩な経験があるから、様々な分野の人と繋がれるし、好奇心がつよいから、聞き上手でもあります。
マルチ・ポテンシャライトのタイプ
実は、マルチ・ポテンシャライトにもタイプがあるそうです。
たとえば、
・プロジェクトを5つも6つも同時進行させる人
・1つのテーマに何ヶ月、何年と取り組んで、ひたすら没頭した後で、全く新しい分野に移る人
マルチ・ポテンシャライトの興味は、同時発生する場合もあれば、順次発生する場合もあるし、そのどちらかよりと言うケースもあります。
というわけで、この機会にあなたも少し考えてみてもいいかもしれませんね。
あなたは、いちどにたくさんのテーマに興味を持つことが多いですか?
それとも、1つのことに一心に取り組んだと、次のことに移っていくのが好きですか?
マルチ・ポテンシャライトの4つの働きかた
マルチ・ポテンシャライトの働きかたにも4つの特徴があるようです。
1.グループハグ・アプローチ
2.スラッシュ・アプローチ
3.アインシュタイン・アプローチ
4.フェニックス・アプローチ
それではかんたんにみていきましょう!
マルチ・ポテンシャライト4つの働きかたをかんたんに解説します。
1.グループハグ・アプローチ
グループハグ・アプローチとは、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できることです。
2.スラッシュ・アプローチ
スラッシュ・アプローチとは、パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛びまわっていることです。
3.アインシュタイン・アプローチ
アインシュタイン・アプローチとは、自分の情熱やエネルギーを費やせるような仕事をもつことです。
生活を支えるための仕事をもち、かつ趣味や好きなこともやるようなイメージです。
4.フェニックス・アプローチ
ある業界で、数ヶ月、もしくは数年働いた後、方向転換して新たな業界で新たなキャリアをスタートさせることです。
以上、4つの働きかたをご紹介しました。
幸せなマルチ・ポテンシャライトの大半が、この4つの働き方のどれかを採用しているそうです。
あなたは当てはまるものがありましたか?
詳細は本書でも書いてありますのでぜひ覗いてみてくださいね。
天職は1つとは限らない
文字通り、天職は1つとは限りません。
ちなみに、うえの画像は著者の職歴というか、興味の軌跡です。
うねうねですね。
本書にもありましたが、
「大人になったら何になりたいの?」と言う質問が器用貧乏にとって苦しいのは、そこに「1つに絞れ」と言う含みがあるからではないでしょうか?
まさにそうです!
マルチ・ポテンシャライトが抱える不安
続いてはマルチ・ポテンシャライトが抱える不安について解説していきます。
マルチ・ポテンシャライトが抱える不安は大きく4つあります。
1.アイデンティティへの不安
2.何度も初心者を経験する不安
3.「一流になれない」と言う不安
4.インポスター症候群
1.アイデンティティへの不安
かつて好きだったことへの興味を失い、恥ずかしさや後ろめたさ、生きている意味がわからなくなる不安を抱いた。。。
そんな時に思い出してほしいことは、
・マルチポテンシャライトだから、方向転換するのは当然だ!
・さらなるワクワクがやってくる!
2.何度も初心者を経験する不安
新たな仕事の初めのころは、無力感や居心地の悪さを感じますね。
新しいことを始めるのは、居心地が悪いものなのです。
そんな時に思い出してほしいことは、
・うまくできないのは必要な第一歩だと理解する
・ささやかな成功を記録する
3.「一流になれない」と言う不安
マルチポテンシャライトに最もありがちな不安は、この「一流になれない」という不安なのではないでしょうか?
この不安を感じた時は、次のことを思い出してください。
大事なのは、一流になることより、現場で役に立つこと!
このフレーズだけ、
いまいち突き抜けない自分をどこか小さめに否定していた私に妙に響いたので解説します。
あなたの仕事は、職務を果たすことであって、その分野でトップに上り詰めることではありません。
他人がしていることに、気を揉んではいけません。
ベストを尽くし、自分の大事な相手をそれが誰であろうと心から満足させることに専念しましょう!
4.インポスター症候群
インポスター症候群とは、心の奥で「私は詐欺師だ」「ここにいるべきじゃない」「いつかみんなが目覚めて、それに気づいてしまう」などと思い込んでいることです。
特徴として大きなチャンスや成功が目の前に現れると、良くなるどころか、悪化しやすいです。
そんな時に思い出してほしいことは、
・本当に詐欺師なら、インポスター症候群にはならない
あなたは詐欺師では無いから、誰かを騙そうだなんて思ってもいないし、ただ良い仕事がしたいだけなはずです!
【書籍情報】『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』
本書の目次と筆者が独断と偏見で選んだレビューをご紹介します。
目次の紹介
Part1 あなたが「なりたいすべてのもの」になる方法
Part2 マルチ・ポテンシャライトの4つの働き方 十人十色
Part3 マルチ・ポテンシャライトたちの課題 ”ドラゴン”の倒し方を教えよう
読書レビューx3件
読書レビューに筆者が勝手にコメントするコーナーです。
なんでもある程度すぐできてしまうから、飽きてしまって別のことをやり始める。
そんな器用貧乏な人にスポットライトがあたる時代がきた。
一つのことを続けるスペシャリストは憧れるし絶対なれないけど、器用貧乏な人もちょっとは認めてくれ。。そんな願いを形にしてくれた本。器用貧乏は今の時代、決してネガティブじゃない。
出典:アマゾンレビュー
まさに!器用貧乏にスポットライトをあててくれる本です。
ボクはまさにこのマルチポテンシャライトだと思った。本に書かれているワークをしながら読み進めると、本当にしたいことや、理想の働き方が見えてくる。
今後の生き方に参考にしたい1冊。
出典:ブックライブ
本書でワークができるのもこの本のいいところですね!
ずっとモヤモヤしていたのが晴れました。いろんなことに夢中になっていいんだ、それが私の才能なんだと気づくことが出来ました。
出典:アマゾンレビュー
まとめ:【要約/書評】『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』著:エミリー・ワプニック
いかがだったでしょうか?
今回は、エミリー・ワプニックさんが書かれた『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という本を紹介しました。
器用貧乏のための本的なものを探していたらこの本をみつけました!
マルチ・ポテンシャライトのそこのあなた!
大事なのは、一流になることより、現場で役に立つこと!
ですよ!
とはいえ、もちろんスペシャリストもマルチ・ポテンシャライトも必要で大切な存在であることは間違いありません。
今回は、そんなマルチ・ポテンシャライトにスポットライトが当てられた素敵な本だったのでご紹介させていただきました。
それではまた!
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